退職代行の業界別利用率【2026年最新】金融31.4%

退職代行の業界別利用率|金融31.4%・IT29.8%・小売30.0%

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労働問題専門メディア編集部

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転職者側では金融・保険・コンサルティングが31.4%、企業側では各種商品小売業が30.0%、モームリ実データではサービス業が12.5%——退職代行の利用率は調査元によって業界順位が入れ替わります(マイナビ2024・東京商工リサーチ2025・アルバトロス2024)。数字が一見矛盾する理由は、分母と測定対象が違うからです。

このページでは、マイナビキャリアリサーチLab(転職者N=800)東京商工リサーチ(企業N=6,653)アルバトロス・モームリ実データ(利用者N=15,934)パーソル総合研究所(離職者N=1,829)の4つの一次データから、業界別の利用率・職種別の利用傾向を集約しました。どの指標を何のために使うかまで、出典リンク付きで整理します。

このページの特徴
  • 4つの一次データソースを業界別に統合した横断表
  • 企業側(経験率)と個人側(利用率)の指標を分離して掲載
  • モームリ利用者15,934名の実データ分布を併載
  • 2025年12月のパーソル総研最新データを反映
ノートパソコンでデータを集計するビジネスパーソン

退職代行 業界別利用率サマリー表【2026年最新】

結論から言うと、転職者側の調査では「金融・IT・メーカー」企業側の調査では「小売・美容・宿泊などBtoC接客業」モームリ実データでは「サービス・製造・医療」がそれぞれ上位です。どの調査も否定し合う関係ではなく、切り口が違うだけで同じ実態の異なる側面を映しています。

業界別・退職代行利用率 主要4調査 横断表

調査元分母1位2位3位
マイナビ2024(転職者)直近1年転職者 N=800金融・保険・コンサル 31.4%IT・通信・ネット 29.8%メーカー 25.4%
東京商工リサーチ2025(企業)企業 N=6,653各種商品小売業 30.0%宿泊業 23.5%洗濯・理容・美容・浴場 20.8%
モームリ実データ(サービス)利用者 N=15,934サービス業 12.5%製造業 12.1%医療関係・営業
パーソル総研2025(離職者)離職者 N=1,829業界別内訳は非公表。全体5.1%(20人に1人)

※ 出典: マイナビキャリアリサーチLab(2024年10月) / 東京商工リサーチ(2025年6月) / アルバトロス調べ モームリ実データ / パーソル総合研究所(2025年12月)

【転職者側】業界別利用率ランキング|金融・保険・コンサルが31.4%で最多

マイナビキャリアリサーチLabが直近1年間の転職経験者800名に聞いた調査では、「金融・保険・コンサルティング」が31.4%で最多の利用率となりました。転職者のうち退職代行を使った割合を業界別に分解した数字です。

業界別 退職代行利用率(マイナビ2024)

業界利用率全体との差
金融・保険・コンサルティング31.4%+14.8pt
IT・通信・インターネット29.8%+13.2pt
メーカー25.4%+8.8pt
全体平均16.6%

※ 出典: マイナビキャリアリサーチLab「退職代行サービスに関する調査レポート」(2024年7月調査・個人800サンプル)

金融・IT業界の利用率が高い3つの理由

  • 長時間労働・ノルマ文化——金融・ITともに成果主義で精神的負荷が高く、退職を切り出す余力が残らないケースが多い
  • 中途転職市場が活発——次の転職先が決まりやすいため、円満退職にこだわらず退職代行で時間を買う選択肢が取りやすい
  • IT・若年層比率の高さ——SNSで退職代行が可視化された世代が中心で、サービス利用の心理的ハードルが低い

全体平均16.6%に対して金融・IT・メーカーは+9〜15ptと明確に高水準です。「自分の業界は退職代行が普通に使われているのか」を知りたい転職者にとって、この3業界は『使うのが特別ではない』水準と捉えて問題ありません。

【企業側】退職代行を経験した業種|小売30.0%・美容20.8%

東京商工リサーチが2025年6月に実施した企業アンケート(有効回答6,653社)では、直近1年で退職代行による退職を経験した企業は全体の7.2%。これを業種別に見ると、各種商品小売業が30.0%で最多でした。

業種別 退職代行経験率(TSR2025・母数10社以上)

業種経験率対象/利用
各種商品小売業30.0%10社中3社
宿泊業23.5%17社中4社
洗濯・理容・美容・浴場業20.8%24社中5社
企業全体7.2%6,653社中481社

※ 出典: 東京商工リサーチ「第4回『退職代行』に関する企業アンケート」(2025年6月2〜9日・有効回答6,653社)

企業規模で経験率が2倍以上差

企業規模経験率定義
大企業15.7%資本金1億円以上(N=489)
中小企業6.5%資本金1億円未満(N=6,164)

大企業の経験率は15.7%と、中小企業(6.5%)の約2.4倍。規模が大きいほど従業員数が多く退職代行を経験する確率が上がるのは自然ですが、大企業の6社に1社が退職代行を受けている事実は、「退職代行は中小企業だけの話」という先入観を覆します。

【モームリ実データ】15,934名の職種・業界分布

退職代行モームリを運営するアルバトロス社が公表した利用者実データ(2022年3月15日〜2024年7月31日・N=15,934)は、サービス利用者側の実数を示す唯一の大規模データです。統計調査とは異なり、実際に退職代行を使った人の業界・職種分布が見られます。

モームリ利用者の職種・業界分布(正社員・契約社員)

順位業界・職種構成比
1位サービス業12.5%
2位製造業12.1%
3位医療関係上位(%非公表)
4位営業上位(%非公表)

※ 出典: Web担当者Forum「退職代行モームリ利用者の約6割が20代」(2024年8月・アルバトロス調べ・N=15,934)

勤続年数と「複数利用企業」データ

  • 勤続半年未満が63.2%——1ヶ月未満24.4%+1〜6ヶ月未満38.7%。短期離職での利用が圧倒的に多い
  • 年代は20代が6割超——若年層が利用の中心である点は他調査と一致
  • 複数利用企業が1,466社(9.2%)——最多は「人材派遣会社」で64回。特定業種で集中的に退職代行を受けている実態

モームリのデータは、統計では見えない「実際の業界偏り」を補完する資料です。サービス業・製造業・医療関係の上位3業種は、厚生労働省「雇用動向調査」の離職率ランキングとも一致します。離職率の高い業界は、退職代行の受け皿にもなりやすい構造です。

【職種別】退職代行利用率|営業が25.9%で最多

業界別と並んで、職種別でも利用率には明確な差があります。マイナビ2024年調査では、営業職の退職代行利用率が25.9%で最多。ITmediaの転載データでは営業37.8%という数字も出ており、営業職は業界を問わず退職代行の利用率が高いことが分かります。

職種別 退職代行利用率(マイナビ2024)

職種利用率全体比
営業25.9%+9.3pt
クリエイター・エンジニア18.8%+2.2pt
企画・経営・管理・事務17.0%+0.4pt
全体平均16.6%

※ 出典: ITmediaビジネスオンライン(マイナビ2024調査データ転載・2024年10月4日)

営業職の利用率が高い構造的な理由

  • ノルマ達成プレッシャー——未達時の精神的負荷で退職を切り出す気力が残らない
  • 顧客への引き継ぎが複雑——担当案件の多さから円満退職のコストが高く、代行で一気に区切る合理性
  • 引き留められやすい——売上に直結する職種のため、退職を告げると長期面談が発生しやすい

営業職特化の解説は退職代行で営業職は辞められるのか|引き継ぎと顧客対応で詳しく扱っています。

営業職のオフィス風景と商談イメージ

【2025年12月最新】パーソル総研の追加データ

パーソル総合研究所が2025年12月に公開した「離職の変化と退職代行に関する定量調査」(N=1,829)は、直近の離職者に絞った調査で、マイナビ2024とは異なる視点を提供します。

パーソル総研の主要データ

指標数値注釈
離職者中の退職代行利用率5.1%約20人に1人
利用者の20〜30代比率約50%若年層が半数を占める
利用者の在籍1年未満比率約40%早期離職者に集中

※ 出典: パーソル総合研究所「離職の変化と退職代行に関する定量調査」(2025年8〜9月実施・2025年12月公表・N=1,829)

マイナビ16.6%とパーソル5.1%の差はなぜ起きるか

マイナビの16.6%とパーソルの5.1%は3倍以上の差があります。これは分母の定義が違うためです。

  • マイナビ:直近1年で転職した人を分母(転職成功者限定)
  • パーソル:直近で離職した人を分母(転職未決者も含む)

分母に「転職先が決まっている人」が多いほど、退職代行の利用率は高く出る傾向です。引用・比較時は、どちらの数字を使うかで示唆が変わるため、指標の定義を明示するのが鉄則です。

なぜBtoC接客業で退職代行利用が多いのか|3つの構造要因

東京商工リサーチの企業側データで、小売業30.0%・宿泊業23.5%・美容業20.8%とBtoC接客業が上位に来る構造には、以下3つの要因があります。

① 離職率が元から高い業界

厚生労働省「雇用動向調査(2023年)」によれば、宿泊業・飲食サービス業の離職率は26.6%、生活関連サービス業・娯楽業は22.3%で、全産業平均15.4%を大きく上回ります。分母の離職者数が多い業界ほど、退職代行利用の絶対数も増えます。離職率ランキング 業界別データで比較可能です。

② 若年層・非正規比率の高さ

接客業・小売業は新卒・若年層の入社比率が高く、退職代行の年代別利用率で20代が構成比60.8%と確認した通り、若年層が多い業界ほど退職代行利用も連動して増加します。非正規雇用(パート・アルバイト)の比率が高い点も、退職代行の敷居を下げます。

③ 人手不足による強力な引き留め

小売・飲食・介護などは深刻な人手不足に直面しており、退職を切り出しても引き留め交渉が長期化する構造があります。帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2024年10月)」では、企業の52.4%が「正社員が不足している」と回答。退職代行は人手不足の職場でも使える理由でこの論点を扱っています。

業界・職種別 退職代行の選び方|おすすめ3選【2026年版】

業界・職種別の利用実態を踏まえ、どのサービスを選ぶべきかを3タイプに整理しました。料金は公式サイト掲載の税込価格です。

1位|退職代行 即ヤメ — 営業・IT・メーカーの20〜30代に最適

料金(税込)20,000円(正社員・バイト同額)
運営元労働組合運営
交渉対応団体交渉権あり(退職条件・有給消化交渉OK)
対応時間24時間365日
特徴後払い対応・LINE完結

即ヤメは労働組合運営で団体交渉権を持つため、ノルマ系・引き留め強めの営業・IT・金融業界に適合します。20,000円の価格帯は若年層の平均利用価格とも整合し、後払い対応で手持ち現金が少なくても使える柔軟性があります。

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2位|退職代行ヒトヤスミ — 小売・飲食・美容の短期離職に業界最安

料金(税込)16,500円(正社員・バイト同額)
運営元民間(弁護士監修)
交渉対応伝達のみ
対応時間24時間365日
特徴業界最安水準・全額返金保証・転職支援付き

ヒトヤスミは16,500円の業界最安水準。モームリデータで判明した「勤続半年未満63.2%」の短期離職者、特にBtoC接客業(小売・飲食・美容)でパート・バイトの退職に適合します。弁護士監修で合法性も担保。

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3位|弁護士法人ガイア — 金融・コンサル・管理職の複雑案件に

料金(税込)25,300円〜
運営元弁護士法人ガイア法律事務所
交渉対応弁護士権限で法的交渉・請求全て対応可
対応時間24時間365日
特徴退職金・未払い賃金・ハラスメント慰謝料請求対応

金融・保険・コンサル業界は利用率31.4%と最多ですが、ストックオプション・成果給・秘密保持契約など契約構造が複雑です。ガイアは弁護士権限で退職金・未払い賃金・ハラスメント慰謝料請求まで一括対応できるため、複雑案件・管理職クラスの退職に適合します。

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4つの一次データソース比較|どの数字を何のために使うか

本ページで引用している4つの調査は、調査対象・分母・測定対象が異なります。業界別利用率の数字を引用する際は、何を測っているかを正しく把握してください。

調査主体調査対象分母サンプル数調査時期
マイナビキャリアリサーチLab転職経験者直近1年転職者800人2024年7月
東京商工リサーチ企業の人事・経営者全企業6,653社2025年6月
アルバトロス(モームリ)モームリ実利用者利用者全体15,934名2022年3月〜2024年7月
パーソル総合研究所離職者直近離職者1,829人(うち利用者52人)2025年8〜9月

業界別データの使い分け

  • 「自分の業界の退職代行利用率を知りたい」転職経験者 → マイナビ2024(業界別・利用率)
  • 「どの業種の企業が退職代行を受けているか」企業側視点 → 東京商工リサーチ2025(業種別・経験率)
  • 「実際に使われている退職代行のユーザー分布」リアル感重視 → モームリ実データ(実利用者ベース)
  • 「最新(2025年末)の全体像」 → パーソル総研2025(全体5.1%)

退職代行統計の全体像は退職代行に関する統計データまとめ、利用率の年次推移は退職代行の利用率推移、年代別内訳は退職代行の年代別利用率、退職理由ランキングは退職理由ランキングでもご確認ください。

業界別データを分析するビジネスミーティング

よくある質問(FAQ)

Q. 退職代行の利用率が最も高い業界はどこですか?

A. 調査元によって異なります。マイナビ2024年調査(転職経験者側)では「金融・保険・コンサルティング」が31.4%で最多、次いで「IT・通信・インターネット」29.8%、「メーカー」25.4%です。東京商工リサーチ2025年調査(企業側)では「各種商品小売業」が30.0%で最多、「洗濯・理容・美容・浴場業」20.8%が続きます。個人側・企業側どちらの指標を見るかで順位が変わります。

Q. 業界別と職種別ではどちらを見るべきですか?

A. 自分の仕事を「業界」と「職種」どちらで判断しやすいかで使い分けます。マイナビ2024年調査では職種別は「営業」が25.9%で最多、「クリエイター・エンジニア」18.8%、「企画・経営・管理・事務」17.0%です。ITmedia転載データでは営業37.8%という数字もあり、営業職は業界を問わず利用率が高い傾向です。

Q. BtoC接客業で利用率が高いのはなぜですか?

A. 東京商工リサーチの企業側調査で小売業30.0%・美容業20.8%・宿泊業23.5%と、顧客と直接対面するBtoC業界が上位を占めます。理由は3つあります。1) 離職率が高く母数自体が多い、2) 若年層の比率が高く退職代行の認知度が高い、3) 人手不足で引き留めが強く、自分で退職を切り出しにくい環境があります。

Q. モームリの業界別データは全体を代表しますか?

A. 代表しません。アルバトロス社がモームリ利用者15,934名(2022年3月〜2024年7月)を集計したデータでは、サービス業12.5%・製造業12.1%・医療関係・営業が上位ですが、これはモームリ利用者という特定サービスの母集団です。業界全体の傾向を見るにはマイナビ・東京商工リサーチの統計データと合わせて参照してください。

Q. 業界別の退職代行利用率はいつ最新化されますか?

A. 主要3調査は毎年または半年ごとに更新されます。マイナビキャリアリサーチLabは2024年10月版が最新、東京商工リサーチは2025年6月版が最新、パーソル総合研究所は2025年12月版が最新です。本ページも出典更新のタイミングで修正します。

Q. マイナビ16.6%とパーソル5.1%の差はなぜですか?

A. 分母の定義が違うためです。マイナビは「直近1年で転職した人」を分母(転職成功者限定)、パーソルは「直近で離職した人」を分母(転職未決者も含む)。転職先が決まっている人が多いほど退職代行の利用率は高く出る傾向で、どちらの数字を使うかで示唆が変わります。

退職代行の業界別利用率|データで見る業種別の実態まとめ

退職代行の業界別利用率について、要点をまとめます。

  • 転職者側では金融31.4%・IT29.8%・メーカー25.4% — 全体平均16.6%を大きく上回る(マイナビ2024)
  • 企業側では小売30.0%・宿泊23.5%・美容20.8% — BtoC接客業が上位(東京商工リサーチ2025)
  • モームリ実データではサービス業12.5%・製造業12.1% — 15,934名の実利用者分布(アルバトロス2024)
  • 職種別では営業25.9% — 業界を問わず営業職が高水準(マイナビ2024)
  • 大企業の経験率15.7%は中小の2.4倍 — 退職代行は中小だけの話ではない(TSR2025)
  • 最新パーソル総研は全体5.1% — 分母が異なるため指標の定義を明示して引用(2025年12月)
  • 業界別に推奨サービスを選ぶ — 金融・IT・営業は即ヤメ、接客業の短期離職はヒトヤスミ、管理職・複雑案件はガイア

退職代行関連の統計は退職代行に関する統計データまとめ、利用率の年次推移は利用率の年次推移、年代別は年代別利用率、産業別離職率は離職率 業界別データもあわせてご確認ください。

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