退職理由ランキング2026|公的統計と退職代行口コミ117件の独自分析

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退職理由ランキング2026|公的統計と退職代行口コミ117件の独自分析

労働問題専門メディア編集部

退職代行サービスの比較・口コミ情報を専門に扱うメディア。労働法・退職手続きの最新情報をもとに、利用者が安心して退職代行を選べるよう情報を発信しています。

「なぜ人は会社を辞めるのか」を、公的統計(厚労省)と退職代行利用者の生の声の両面から可視化したページです。

厚生労働省「雇用動向調査」の男女別・年代別データに加え、民間の転職サービス調査、そしてヤメラボ編集部が収集した退職代行利用者117件の口コミから抽出した「実際の退職理由」を掲載しています。公的統計だけでは見えてこない「タテマエとホンネの乖離」まで踏み込んで分析しました。ニュース記事や労務コラム執筆時の統計ソースとしてご活用ください。

このページの特徴
  • 公的統計(厚労省「令和6年雇用動向調査」)は男女別・年代別に出典URLを全て明記
  • 民間調査(doda・マイナビ・エン・ジャパン)との比較で「本音と建前」のギャップを可視化
  • ヤメラボが収集した退職代行利用者117件の口コミから、退職理由に言及のあった29件を独自にカテゴリ分類
  • 公的データ vs 退職代行現場データの乖離分析は他サイトにない一次情報
データ分析とレポートを集めるイメージ

1. 退職理由の公的統計(厚労省・全体)

日本の退職理由に関する最も信頼性の高い公的統計は、厚生労働省「雇用動向調査」の「転職入職者が前職を辞めた理由」です。毎年、約1万事業所・約8万人を対象に実施される統計で、国の公式データとして各種報道・研究で引用されています。

前職を辞めた理由(令和6年・転職入職者)

令和6年(2024年)の調査結果から、上位項目を抜粋したものです。「その他の個人的理由」「その他の理由(出向等を含む)」は内訳が不明瞭なため参考値として併記します。

退職理由男性女性
定年・契約期間の満了14.1%
労働時間・休日等の労働条件が悪かった12.8%
職場の人間関係が好ましくなかった9.1%13.0%
給料等収入が少なかった10.1%
その他の個人的理由(参考)20.2%24.3%
その他の理由(出向等を含む・参考)13.5%

出典: 厚生労働省「令和6年 雇用動向調査 — 転職入職者の状況」(PDF)。「—」は当該性別で上位項目外または公表値が小さい項目。

「個人的理由」を除くと、男女ともに「職場の人間関係」が退職理由の上位に入っていることがわかります。さらに女性は「労働時間・休日等の労働条件」が最多、男性は「給料等収入」が最多と、性別による傾向の違いが明確です。

2. 男女別の退職理由ランキング

男性の退職理由(個人的理由を除く)

順位退職理由割合
1位定年・契約期間の満了14.1%
2位給料等収入が少なかった10.1%
3位職場の人間関係が好ましくなかった9.1%

出典: 厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」

女性の退職理由(個人的理由を除く)

順位退職理由割合
1位職場の人間関係が好ましくなかった13.0%
2位労働時間・休日等の労働条件が悪かった12.8%
3位給料等収入が少なかった※上位3位外

出典: 厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」

女性は「人間関係」「労働条件」が1位・2位を占め、男性の「定年・給料」とは退職理由の構造が大きく異なります。女性向け退職代行の利用理由についての詳細は退職代行は女性に優しい?女性専用サービス比較をご覧ください。

3. 年代別の退職理由ランキング

年代別の退職理由は、同じく厚生労働省「雇用動向調査」で把握することができますが、令和6年時点では年齢階級別の詳細内訳が公表されていない項目もあるため、民間の転職サービスが公表する年代別ランキングを併用します。

doda「転職理由ランキング2024」(年代別抜粋)

年代1位2位3位
全体給与が低い・昇給が見込めない(33.6%)人間関係が悪い/うまくいかない(22.7%)社内の雰囲気が悪い(21.1%)
30代給与が低い・昇給が見込めない労働時間に不満(残業/休日出勤)(26.2%)人間関係が悪い

出典: パーソルキャリア「doda 転職理由ランキング最新版」(2024年3月) / doda「転職理由ランキング」。30代の「労働時間に不満」は前回8位から2位へ大きく順位を上げた。

20代の早期離職が多い背景

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」によると、令和4年3月卒の大卒者の3年以内離職率は33.8%、高卒者は37.9%に達します。若年層は「人間関係」「労働条件のミスマッチ」を退職理由として挙げる割合が高い傾向にあり、退職代行サービスの主要ユーザー層とも一致しています。

出典: 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」

20代の退職代行利用については新卒でも退職代行は使える?もあわせてご覧ください。

4. 民間調査の退職理由(doda・マイナビ・エン・ジャパン)

公的統計を補完する民間調査として、以下3社の調査データが頻繁に引用されます。それぞれ調査手法と対象が異なるため、公的統計と合わせて読むことで退職理由の全体像が立体的に見えてきます。

3社の民間調査サマリー

調査名1位の退職(転職)理由特徴
doda「転職理由ランキング2024」給与が低い・昇給が見込めない(33.6%)4年連続で「給与」がトップ
マイナビ「正社員の静かな退職に関する調査2025」「静かな退職」実施率44.5%(20代で46.7%)退職ではなく「やる気の喪失」を定量化
エン・ジャパン「退職理由のホンネと建前」ホンネ1位:人間関係(約30%)「本音を伝えなかった人」が約47%

出典: パーソルキャリア「doda 転職理由ランキング」 / マイナビキャリアリサーチLab「正社員の静かな退職に関する調査2025年」 / エン・ジャパン「退職理由のホンネと建前」

エン・ジャパン調査のタテマエとホンネ

エン・ジャパンの調査が特に興味深いのは、「会社に伝えた退職理由」と「本当の退職理由」を同じ回答者に問う設計を採っている点です。

区分上位の退職理由
タテマエ(会社に伝えた理由)結婚・家庭の事情、体調不良 など
ホンネ(本当の理由)人間関係(約30%)、給与、社風・風土の不一致
本音を伝えなかった人の割合約47%
本音を伝えなかった理由(1位)「円満に退職したいから」(34%)

出典: エン・ジャパン「退職理由のホンネと建前」(2022年版)

約半数の退職者は、会社に本当の退職理由を告げていないことが示されています。この「言えない退職」がまさに退職代行の潜在需要を生む最大の要因と言えます。

人間関係に悩む職場のイメージ

5. ヤメラボ独自分析|退職代行利用者117件の口コミから抽出した退職理由

独自分析の手法

ヤメラボ編集部が収集した退職代行サービス7社・117件の利用者口コミを対象に、口コミ本文中で退職理由に明示的に言及しているものを抽出し、カテゴリ分類しました。「対応が早かった」「LINEで完結した」等のサービス評価のみに言及する口コミは除外し、退職理由を自発的に述べた29件を母数として集計しています(117件中の約24.8%)。全口コミは出典元ページで原文を確認済みです。

口コミ分析の前提データ

項目数値
収集済み口コミ総数117件
対象サービス数7サービス(即ヤメ・ガイア法律・男の退職代行・わたしNEXT・モームリ・ヒトヤスミ・退職110番)
退職理由に明示的に言及のあった口コミ29件
集計日2026年4月12日

出典: ヤメラボ編集部による口コミ収集・分析(2026年4月時点)。原文確認元は退職代行の口コミ・評判まとめに掲載。

117件口コミから抽出した退職理由カテゴリ(n=29)

順位退職理由カテゴリ件数割合(n=29)
1位職場の人間関係・パワハラ・セクハラ11件37.9%
2位退職を言い出せない・引き留めに遭っていた8件27.6%
3位精神的不調・体調悪化4件13.8%
4位長時間労働・未払い残業3件10.3%
5位懲戒処分・事故などの重大トラブル2件6.9%
6位仕事内容のミスマッチ1件3.5%

出典: ヤメラボ編集部「退職代行利用者117件の口コミ分析」(2026年4月12日集計)。複数カテゴリにまたがる口コミは主要な退職理由1つに分類。退職理由への言及がない88件は母数から除外。

カテゴリ別の代表的な口コミ原文

それぞれのカテゴリについて、ヤメラボが原文確認済みの代表的な口コミを抜粋します。

1位:職場の人間関係・パワハラ・セクハラ

  • 「私は営業職として勤務していましたが、上司からのパワハラに耐えられず、退職を決意しました。直接言い出す勇気が出なかったため、即ヤメへLINEで相談したところ、その日のうちに会社に連絡を入れていただき、退職手続きがすぐに始まりました」
    出典: すべらない転職(即ヤメ利用者の声)
  • 職場の人間関係やセクハラ問題など、言いづらいことも相談しやすかった」
    出典: ムリスルナ(わたしNEXT利用者の声)

2位:退職を言い出せない・引き留めに遭っていた

  • 「ずーっと悩み続けていた会社からすぐに退職することができました。なんど辞めたいと言っても辞めさせてくれない状況が続いていて、辞めることを諦めかけていたところで弁護士ガイアに依頼してみると無事に退職」
    出典: 退職代行口コミサイト(ガイア法律事務所利用者の声)

3位:精神的不調・体調悪化

  • 「退職前は毎日、出勤のたびに動悸がして夜も眠れず、精神的にかなり追い詰められていました。即ヤメを利用し、翌日には会社に連絡を取ってもらい、自分では何もせずに退職が完了しました」
    出典: すべらない転職(即ヤメ利用者の声)
  • 残業が多く、身体に不調が出ていたので依頼しました。午前中に依頼してすぐに職場に電話してもらい、あっという間に退職成功の連絡が来ました」
    出典: HR Techガイド(わたしNEXT利用者の声)
本音と建前のギャップに悩むビジネスパーソンのイメージ

6. タテマエとホンネの比較|公的データと現場データの乖離

ここまでの3種類のデータソース(公的統計・民間調査・退職代行口コミ)を並べると、退職理由の「表向き」と「実態」のギャップが浮かび上がります。

3ソースの退職理由TOP3比較

データソース1位2位3位
厚労省「雇用動向調査」令和6年(男性)定年・契約期間満了(14.1%)給料等収入が少なかった(10.1%)職場の人間関係(9.1%)
厚労省「雇用動向調査」令和6年(女性)職場の人間関係(13.0%)労働時間・休日等の労働条件(12.8%)
doda「転職理由ランキング2024」(全体)給与が低い(33.6%)人間関係が悪い(22.7%)社内の雰囲気が悪い(21.1%)
エン・ジャパン「本音の退職理由」人間関係(約30%)給与社風・風土の不一致
ヤメラボ独自(退職代行口コミ117件分析)人間関係・パワハラ・セクハラ(37.9%)退職を言い出せない・引き留め(27.6%)精神的不調・体調悪化(13.8%)

出典: 各データソース欄の公式発表に基づきヤメラボ編集部作成。ヤメラボ独自データはn=29(退職理由への言及があった口コミ)。

3つの重要な乖離

乖離①:公的統計では見えない「言えない退職」

公的統計には「退職を言い出せない」というカテゴリが存在しません。しかし退職代行利用者の口コミでは27.6%が引き留めや言い出せない状況を理由に挙げており、これが退職代行サービスの最大の存在意義と言えます。

乖離②:給与の存在感が現場データでは小さい

doda調査では「給与」が圧倒的1位(33.6%)ですが、退職代行利用者の口コミでは給与を退職理由に挙げたケースはゼロ〜ごくわずかでした。給与不満型の退職者は自力で転職活動を進め、退職代行は使わない傾向が示唆されます。

乖離③:精神的不調が現場データでは顕在化

公的統計では「メンタル不調」を独立したカテゴリとして捕捉していませんが、ヤメラボの口コミ分析では13.8%が動悸・不眠・体調悪化など精神的不調に明示的に言及しています。退職代行の利用動機は「もう会社に顔を出せないほど追い詰められた」状況と強く結びついている実態があります。

ブラック企業に勤めていると感じる方はブラック企業を退職代行で辞める、うつ病・適応障害で退職を検討中の方はうつ病・適応障害と退職代行もあわせてご覧ください。

7. 退職代行利用者の退職理由TOP6(独自ランキング)

ヤメラボの117件口コミ分析から導き出した、退職代行を実際に利用した人の退職理由ランキング(TOP6)を再掲します。

順位退職理由件数具体例の一部
1位職場の人間関係・パワハラ・セクハラ11件上司のパワハラ、セクハラ、人間関係悪化で会話したくない
2位退職を言い出せない・引き留め8件何度言っても辞めさせてくれない、退職時期をずらす交渉を受けた
3位精神的不調・体調悪化4件動悸・不眠・出勤時の恐怖、残業による体調不良
4位長時間労働・未払い残業3件休憩が取れない長時間労働、未払い残業代
5位懲戒処分・事故などの重大トラブル2件業務中の事故で懲戒解雇を示唆された、処分待ち
6位仕事内容のミスマッチ1件テレアポの仕事が向いておらず人手不足で辞めにくかった

出典: ヤメラボ編集部「退職代行利用者117件の口コミ分析」(2026年4月12日集計・n=29)。

上位3カテゴリ(人間関係・言い出せない・精神的不調)が全体の約79%を占めるのが退職代行利用者の大きな特徴です。公的統計が捕捉する「給与・労働条件」型の退職理由とは明確に層が分かれており、退職代行は「対面で退職を切り出せない環境に置かれた人の最後の手段」として機能している実態が読み取れます。

実際にどの退職代行を選ぶべきか迷われている方は退職代行おすすめ5選|状況別に厳選、料金で比較したい方は退職代行 比較|料金・機能を徹底比較をご覧ください。

8. 出典一覧

公的統計

民間調査

ヤメラボ独自データ

  • 退職代行サービス7社・117件の利用者口コミ収集(2026年4月時点・出典元ページで原文確認済み)
  • 退職理由に明示的言及のあった29件の独自カテゴリ分析(2026年4月12日集計)
このデータの引用について

本ページの統計データ・独自分析結果を引用・転載される場合は、出典として以下のURLへのリンクをお願いいたします。

出典: ヤメラボ「退職理由ランキング2026|公的統計と退職代行口コミ117件の独自分析」
https://yamelabo.jp/magazine/taishoku-daikou-riyu-ranking

公的統計(厚生労働省)および民間調査(doda・マイナビ・エン・ジャパン)のデータについては、必ず各出典元のリンクを併記してください。

公的データと現場データから退職理由を読み解く視点

退職理由ランキングを正しく理解するには、公的統計と退職代行利用者の現場データを並べて読むことが不可欠です。公的統計は「給料・労働条件・人間関係」がほぼ同じ重みで並ぶのに対し、退職代行利用者の口コミでは「人間関係」「言い出せない」「精神的不調」の3カテゴリに大きく偏るという違いがあります。

この乖離こそが、退職代行というサービスが社会に必要とされる根本的な理由を示しています。ヤメラボは今後も一次データの収集を継続し、退職に関する情報の透明性向上に貢献していきます。

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