退職代行辞スルの口コミ・評判は?料金・後払い・キャンセル料

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退職代行辞スルは、正社員・契約社員22,000円、アルバイト18,000円(税込)で退職の意思を会社に伝えてもらえる、株式会社シーズが運営する民間の退職代行です。後払いが2種類あり、LINEは24時間受け付けています。
見落としやすいのは、利用規約が「退職日の交渉」「有給休暇に関する交渉」を一切行わないと明記している点と、代行日時を確定したあとのキャンセル料が段階制になっている点です。「業界最安級」という打ち出しで比較されがちですが、同じ民間運営で交渉ができないサービスの中では最安ではありません。
この記事では、公式サイト・特定商取引法に基づく表記・利用規約を2026年8月24日に確認した料金と支払方法、交渉の範囲、返金の除外条件とキャンセル料、依頼の流れ、向く人・向かない人、申し込む前に確認する5項目を順に整理します。後払いで比較したい場合は後払いできる退職代行の比較、料金だけを横並びで見たい場合は退職代行の料金比較12社を参照してください。
公式サイトで一次確認した退職代行辞スルの基本情報【2026年8月24日実測】
公式サイトのトップページ・特定商取引法に基づく表記・利用規約を2026年8月24日に読み、書いてあったことだけを表にしました。辞スルは規約の条文が細かいので、料金より先に規約の項目を多めに載せています。
| 項目 | 公式表記(2026年8月24日確認) |
|---|---|
| 料金(税込) | 正社員・契約社員 22,000円/アルバイト 18,000円。派遣社員の区分は記載なし。「追加料金一切なし」と表示 |
| 料金以外に必要な費用 | 会社への書類・貸与品の送料500円〜5,560円、通信料、後払い手数料1,000円〜3,000円 |
| 運営会社 | 株式会社シーズ(東京都大田区蒲田5丁目49-10-101号)。代表取締役 伊藤敏之。民間企業。顧問弁護士が監修と表示 |
| 業務の範囲(利用規約第2条) | 本人の意思を会社に伝え、会社の回答を本人に伝える連絡の取次ぎのみ。退職届等の作成・提出、退職の可否および退職日の交渉、未払い賃金・退職金・有給休暇に関する交渉、その他条件の交渉は一切行わない |
| 支払方法 | クレジットカード・銀行振込・PayPay・AmazonPay・後払い(ミライバライ)=申込日から2日後に請求書発行、発行後14日以内に支払い・後払い(辞スル後払い)=支払期日を同社と取り決め(基本は次回給料日まで)。審査の有無は記載なし |
| 返金保証 | 退職できなかった場合は利用規約に基づき全額返金(振込)。有期雇用契約・業務委託契約のときは対象外など除外条件あり(後述) |
| キャンセル | サービス開始前の相談は原則無料。自己都合の解約は返金なし。代行日時の予約確定後は段階制のキャンセル料(後述) |
| 受付 | LINEは24時間。電話(0120-150-242)は月〜金 10:00〜18:00の平日のみ。最短30分・即日退職可能・当日朝でも可と表示 |
| 事前に申告が必要な立場(利用規約第3条第4項) | 有期雇用、業務委託、未成年、会社と刑事罰に関わるトラブルがある、会社に借金がある、夜職(キャバレー・ナイトクラブ関連)など |
| その他の条件 | 支払い後2週間以内に退職の連絡を実行しない場合は提供を拒否できる(第5条)。支払遅延には年14.6%の遅延損害金(第3条)。退職後の書類送付の取次ぎは合意のうえで可能(第2条第3項) |
後払いは2種類|ミライバライと辞スル後払いの期限・手数料
特定商取引法に基づく表記が挙げる後払いは2つです。ミライバライは申込日から2日後に請求書が発行され、発行後14日以内に支払います。辞スル後払いは支払期日を同社と取り決める方式で、基本は次回の給料日までです。どちらも後払い手数料1,000円〜3,000円が上乗せされ、審査の有無は書かれていません。22,000円の依頼なら総額は23,000円〜25,000円になります。給料日が退職日より先か後かで、どちらの後払いが使いやすいかが変わります。
有給の扱い|「伝える」はするが「交渉」はしない
公式サイトのよくある質問には、有給休暇を消化してから辞めたいという問いに「はい、大丈夫です。」と書かれています。一方で利用規約は有給休暇に関する交渉を行わないと定めています。両方を素直に読むと、「有給を使いたい」という希望を会社に伝えることはできるが、会社が認めなかったときに押し返す交渉はしない、という運用です。有給が残っていて会社が渋りそうなら、この差は費用よりも重要です。
キャンセル料は予約確定後に段階制(当日50%)
利用規約第4条第2項は、代行日時の予約を確定したあとのキャンセル料を、実施希望日までの日数で5段階に分けています。予約確定前の相談には料金がかからず、1か月以内の予約変更にもキャンセル費用は発生しません。
この段階制は、依頼後の迷いをそのまま費用に変える規定です。依頼するかどうかの迷いは、代行日時を確定する前に解消しておくのが、この規約のもとでの正しい使い方です。予約変更は1か月以内なら費用がかからないので、「延期」と「キャンセル」を区別して連絡してください。
退職代行辞スルの口コミ・評判|原文を確認できたものと、できなかったもの
ヤメラボの独自アンケート(2026年3月・23人)に辞スルの利用者からの回答はありません。X(旧Twitter)を2026年8月24日に検索したところ、見つかったのは公式アカウントの投稿、PR TIMES配信の告知、ラジオ番組の出演告知で、利用者本人と特定できる原文投稿は確認できませんでした。出典を確認できない口コミは転載しません。
公式サイトには利用者の声が多数掲載されています。事業者が自社で選んで載せている声である点を踏まえ、時間の流れが具体的に書かれている1件だけ引用します。
「退職を決心した日の夜11時過ぎに申し込み→翌朝 9:06には退職代行決行していただきました。素晴らしいお仕事です。」
出典: 退職代行辞スル公式サイト 掲載の利用者の声(公式掲載・自社選別。2026年8月24日確認)
夜の申し込みから翌朝9時台の実行という流れは、LINEを24時間受け付けていることと、特定商取引法に基づく表記の「決済確認後、ご本人様とのご相談により設定した日」にサービスを実施するという記載に対応しています。後払いの場合に何をもって「決済確認」とするか(請求書の発行時点か、支払い完了時点か)は表記にありません。当日朝の実行を希望するなら、相談の最初に後払いで何時から動けるかを確認してください。
「失敗」「やばい」という評判はあるか
行政処分・裁判例といった公的な記録を2026年8月24日に検索した範囲では、退職代行辞スルと運営会社の株式会社シーズを名指しした記録は見つかりませんでした。社名で検索すると、消費者庁が2023年3月24日に景品表示法に基づく課徴金納付命令を公表した株式会社シーズコーポレーションが出てきますが、これは食品の表示に関する事案で、商号が異なる別の法人です。混同しないでください。
民間運営の退職代行でつまずくのは、会社が要望に応じないときに交渉の手段がない場面と、会社から本人へ直接連絡が来る場面です。辞スルの公式サイトも、会社からの連絡について「稀に連絡が来てしまうことがあるようですが」と書いています。連絡が来たときの動き方は退職代行後に会社から電話・連絡が来たら?基本は無視でOKにまとめています。
申し込みから退職完了までの流れ|規約が定める「取次ぎ」の手順
公式サイトの「退職までの流れ」は画像で案内されているため、ここでは特定商取引法に基づく表記と利用規約第2条の記載に沿って手順を整理します。
| ステップ | 規約・表記に基づく内容 |
|---|---|
| 1. 相談 | LINEで24時間受付。サービス開始前の相談は原則無料。有期雇用・業務委託・未成年などに当たる場合はこの段階で申告 |
| 2. 申し込み・決済 | 申し込みと入金(後払いを含む)を確認後にサービスが始まる。実施日は決済確認後に相談して設定 |
| 3. 打合せ | 会社に伝えてほしい事項を本人と打ち合わせる(第2条第1項)。退職日・有給・私物・貸与品の扱いなど、希望はここで全部出す |
| 4. 会社への伝達 | 打合せどおりに本人の意思を会社へ伝え、会社の回答・伝言を本人に伝える。退職日までの間、合理的な範囲で複数回行う |
| 5. 退職日の到来で完了 | 退職日の到来をもって義務の履行が完了(第2条第3項)。退職書類の送付に関わる連絡の取次ぎは、合意のうえで退職日以降も可能 |
結果を左右するのは打合せ(ステップ3)で要望を出し切れるかどうかです。辞スルは会社の回答を持ち帰るところまでが仕事なので、最初の打合せで伝え漏れがあると、会社と往復する回数が増えるだけで前に進みません。退職届は自分で作成して送ります(作成・提出は業務範囲外)。貸与品の返し方は制服・PCなど貸与品の返却手順を参考にしてください。
退職代行辞スルが向いている人・向かない人
| 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|
| 会社と取り決めることがなく、後払いで今すぐ依頼したい(ミライバライ・辞スル後払いの2種類) | 有給消化・退職日・未払い賃金で会社が渋りそうな要望がある(規約で交渉は一切行わないと明記。労働組合連携の退職代行Jobsか弁護士法人ガイアへ) |
| 夜間や休日にLINEで手続きを進め、翌朝に実行してほしい | 同じ「伝えるだけ」なら1円でも安く済ませたい(同じ民間運営のネルサポは一律15,000円。返金保証はどちらも明記) |
| アルバイトで、正社員より安い区分(18,000円)を使いたい | 契約社員・派遣社員・業務委託で契約期間の途中に辞めたい(有期雇用契約・業務委託契約は返金保証の対象外。事前申告も必要)。依頼後に迷う可能性がある(段階制のキャンセル料) |
辞スルが合うのは「交渉は要らないが、後払いは要る」という条件が両方そろった人です。片方だけなら選択肢が変わります。交渉が要るなら運営主体そのものを変える必要があり、民間・労働組合・弁護士法人の違いは退職代行の選び方|3タイプ比較と状況診断で確かめられます。
申し込む前に確認したい5項目
1. 自分の雇用契約を確認します。正社員か、契約期間のある雇用か、業務委託か。有期雇用契約と業務委託契約は、利用規約第4条第1項第9号で返金保証の対象外とされ、第3条第4項で事前の申告も求められています。ここを黙って申し込むと、返金もサービスも受けられない状態になり得ます。
2. 後払いの種類と期限を決めます。ミライバライは請求書発行後14日以内、辞スル後払いは同社と取り決めた期日(基本は次回給料日)までです。手数料は1,000円〜3,000円で、22,000円の依頼なら総額は23,000円〜25,000円になります。給料日と退職日の関係を先に整理してください。
3. 代行日時を確定する前に迷いを消します。予約確定後は当日50%から7日前10%までのキャンセル料がかかり、決済後3日以上放置すると無断キャンセル扱いで100%です。延期は1か月以内なら無料なので、迷っているなら「延期」で連絡します。
4. 会社に伝える事項を1枚にまとめます。退職日の希望、有給の残日数と使いたい日数、私物と貸与品の扱い、書類(離職票・源泉徴収票)の送付先です。辞スルは打合せどおりに伝えて回答を持ち帰る方式なので、最初の打合せで出し切ることが往復を減らします。有給の考え方は退職代行で有給消化はできる?で確認できます。
5. 電話は平日10時〜18時だけと知っておきます。LINEは24時間ですが、電話で相談したい人は平日の日中に限られます。夜中に急ぎで確認したいことがある場合は、LINEで文字にして送るのが前提です。
退職代行辞スルと他社の料金・後払い・交渉範囲を比較
辞スルの22,000円を基準に、7,000円安い1社と、2,200円〜7,000円高い2社が何を売っているのかを並べます。金額は2026年8月24日に各社公式サイトで確認した税込表記です。
| サービス | 料金(税込) | 運営主体 | 会社との交渉 | 訴訟・法的手続の代理 |
|---|---|---|---|---|
| 退職代行辞スル | 22,000円(アルバイト18,000円)+後払い時は手数料1,000〜3,000円 | 民間企業(顧問弁護士監修) | 不可(連絡の取次ぎのみ) | 不可 |
| 退職代行ネルサポ | 15,000円(一律・後払いの記載なし) | 民間企業(弁護士監修) | 不可(連絡の取次ぎのみ) | 不可 |
| 退職代行ガーディアン | 19,800円(加入費・組合費込み・前払い) | 合同労働組合が直接運営 | 可 | 不可 |
| 退職代行Jobs | 27,000円(組合加入で29,000円・後払い可) | 民間企業+労働組合連携 | 組合加入で可 | 不可 |
「伝えるだけ」で足りるなら退職代行ネルサポの評判のほうが安く、交渉が要るなら退職代行ガーディアンの評判か退職代行Jobsの評判を先に読んでください。後払いと交渉の両方が要るならJobsが該当します。金銭の請求まで含む場合は弁護士法人で、弁護士法人ガイアの退職代行の評判にまとめています。
退職代行辞スルの評判に関するよくある質問
Q1. 料金はいくらですか?
正社員・契約社員が22,000円、アルバイトが18,000円(税込)です。派遣社員の区分は記載がありません。別途、会社への書類・貸与品の送料500円〜5,560円、通信料、後払いを使う場合の手数料1,000円〜3,000円がかかります。2026年8月24日に公式サイトで確認した金額です。
Q2. 後払いはできますか?
できます。ミライバライ(申込日から2日後に請求書発行・発行後14日以内に支払い)と、辞スル後払い(同社と取り決めた期日・基本は次回給料日まで)の2種類です。どちらも手数料1,000円〜3,000円がかかり、審査の有無は記載されていません。
Q3. 有給消化や退職日の交渉はしてもらえますか?
しません。利用規約第2条第2項は、退職日の交渉、未払い賃金・退職金・有給休暇に関する交渉、その他条件の交渉を一切行わないと定めています。希望を会社に伝えることはできますが、会社が拒んだ場合に押し返すには労働組合か弁護士法人が必要です。
Q4. 返金保証とキャンセル料の条件は?
退職できなかった場合は全額返金されますが、有期雇用契約・業務委託契約の場合や、退職届などを送らない、連絡に3日を超えて応答しない、勤務先と接触した場合などは除外されます。自己都合の解約は返金されず、代行日時の予約確定後は当日50%・3日前から1日前30%・4日前から7日前20%・それより前10%のキャンセル料がかかります。決済後3日以上放置した場合などは無断キャンセル扱いで100%です。
Q5. 失敗した例や行政処分はありますか?
2026年8月24日時点で、退職代行辞スルや株式会社シーズを名指しした行政処分・裁判例は確認できませんでした。消費者庁が2023年3月24日に課徴金納付命令を公表した株式会社シーズコーポレーションは食品の表示に関する事案で、商号が異なる別の法人です。
Q6. 運営会社はどこですか?
株式会社シーズ(東京都大田区蒲田5丁目49-10-101号、代表取締役 伊藤敏之)です。労働組合や弁護士法人ではなく民間企業で、公式サイトは顧問弁護士が監修していると表示しています。
まとめ|辞スルは「後払いで、伝えるだけの退職」向けの民間サービス
辞スルの特徴は料金ではなく支払いの仕組みにあります。後払いが2種類あり、LINEは24時間、当日朝の実行にも対応すると表示しています。運営会社の名称・所在地・代表者は公開され、退職できなかった場合の全額返金も規約に書かれています。
気をつける点は3つです。規約が退職日や有給休暇の交渉を一切行わないと定めていること、有期雇用契約・業務委託契約が返金保証の対象外であること、代行日時を確定したあとは段階制のキャンセル料がかかることです。有給や退職日で揉める見込みがあるなら、労働組合連携の退職代行Jobsか弁護士法人ガイアに切り替えてください。
本記事の料金・支払方法・交渉範囲・返金条件は、退職代行辞スル公式サイト、特定商取引法に基づく表記、利用規約を2026年8月24日に確認して記載しています。引用した利用者の声は公式サイト掲載のものです。
