【2026年最新】職場の人間関係に疲れて辞めたい|3タイプ別の判断基準

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退職・雇用保険に関する公的情報を専門に扱うメディア。厚生労働省・ハローワーク公表資料と、e-Gov法令検索で取得した条文原文をもとに、退職前後の手続きを利用者目線で解説しています。

職場の人間関係に疲れて辞めたいときの判断基準をチェックする

このキーワードで上位に並ぶ5本を実際に開いて確認しました。5本のうち統計を載せている記事は、すべて1年前の数字を引用しています。「男性9.1%・女性13.0%」という令和5年の値です。

最新の令和6年雇用動向調査では、この数字は男性9.0%・女性11.7%に変わっています。女性は1年で1.3ポイント下がりました。ただしこの平均値だけを見ても、あなたの判断材料にはなりません。年齢階級まで分解すると、19歳以下の女性は34.0%40〜44歳の男性は16.0%という、平均の2倍近い山が現れます。

本記事は厚生労働省の集計表を実際に開いて年齢階級別の数値を取り出し、そのうえで「疲れた」の原因を3タイプに切り分けて、それぞれに効く行動と効かない行動を分けたものです。

この記事でわかること
  • 人間関係を理由に辞めた人の割合(令和6年の最新値・男女別)
  • 年齢階級別で見たときに現れる2つの山(19歳以下の女性・40代前半の男性)
  • 「疲れた」の原因を分ける3タイプ判定
  • 辞める前に試す価値がある行動と、試しても変わらない行動の線引き
  • 離職理由の記録が失業給付の扱いを左右する仕組み(雇用保険法第23条第2項)
  • 顔を合わせずに辞める場合の民法第627条第1項の使い方

【2026年版】人間関係で辞めた人の割合と年齢別の実数

結論から書きます。人間関係を理由に前職を辞めた人は、男性9.0%・女性11.7%です。厚生労働省の令和6年雇用動向調査で、転職入職者が前職を辞めた理由を集計した数値です。

女性の場合、内訳を明示しない「その他の個人的理由」24.3%を除くと、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」12.8%に次いで2番目に多い理由がこれです。男性では「給料等収入が少なかった」10.1%が上位に来て、人間関係は9.0%で続きます。

「職場の人間関係が好ましくなかった」令和5年令和6年増減
男性9.1%9.0%−0.1ポイント
女性13.0%11.7%−1.3ポイント

下がってはいますが、10人に1人前後という水準は動いていません。あなたが感じている消耗は、統計上まったく珍しいものではありません。

年齢階級で分解すると2つの山が出ます

平均値は判断に使えません。同じ調査の年齢階級別集計を取り出すと、割合は5%台から34%台まで大きく振れます。

年齢階級別「職場の人間関係が好ましくなかった」割合厚生労働省 令和6年雇用動向調査(転職入職者が前職を辞めた理由)0%10%20%30%9.134.019歳以下7.69.820-2411.514.025-299.611.830-348.712.735-3916.08.440-4410.010.045-498.710.550-545.913.055-595.99.560-645.85.565歳-男性女性
厚生労働省「令和6年雇用動向調査」表5(転職入職者が前職を辞めた理由別割合)の年齢階級別数値を編集部がグラフ化

読み取れることは2つです。

第一に、19歳以下の女性が34.0%と突出しています。全年齢の女性平均11.7%の約3倍です。この層の3人に1人が人間関係を理由に前職を離れています。社会に出て最初の職場で、関係のつくり方も逃げ方もまだ持っていない段階の数字です。

第二に、男性は40〜44歳で16.0%とピークを迎えます。男性の全年齢平均9.0%の1.8倍で、この年齢層に限れば女性の同年齢層8.4%を大きく上回ります。上と下の板挟みになる中堅層が、人間関係を理由に職場を離れているという構図です。「若いうちの悩み」という一般化は、この数字と合いません。

もう1点、実務的に重要な差があります。女性は55〜59歳でも13.0%と高い水準に戻るのに対し、男性は55歳を過ぎると5.9%まで落ちます。女性のほうが、キャリアの後半でも人間関係を理由に離職する割合が高いという傾向が出ています。

全年齢平均との比で見た独自試算

年齢階級別の数値を、それぞれ同性の全年齢平均(男性9.0%・女性11.7%)で割った倍率が次の表です。1.1倍以上の欄が、その性別のなかで人間関係による離職が起きやすい年代にあたります。

年齢階級男性(平均比)女性(平均比)
19歳以下9.1%(1.01倍)34.0%(2.91倍
20〜24歳7.6%(0.84倍)9.8%(0.84倍)
25〜29歳11.5%(1.28倍14.0%(1.20倍
30〜34歳9.6%(1.07倍)11.8%(1.01倍)
35〜39歳8.7%(0.97倍)12.7%(1.09倍)
40〜44歳16.0%(1.78倍8.4%(0.72倍)
45〜49歳10.0%(1.11倍10.0%(0.85倍)
50〜54歳8.7%(0.97倍)10.5%(0.90倍)
55〜59歳5.9%(0.66倍)13.0%(1.11倍
60〜64歳5.9%(0.66倍)9.5%(0.81倍)
65歳以上5.8%(0.64倍)5.5%(0.47倍)

男性は25〜29歳(1.28倍)と40〜44歳(1.78倍)の2か所、女性は19歳以下(2.91倍)と25〜29歳(1.20倍)、55〜59歳(1.11倍)に山があります。男女ともに20代後半が共通の山で、そこから先の分岐が男女で分かれる形です。倍率は編集部が令和6年雇用動向調査の公表値から算出しました。

この数字を自分の判断にどう使うか

統計は「辞めるべきか」を決めてくれません。使い道は1つだけです。自分が異常なのかどうかを切り離すために使います。

人間関係で消耗している人ほど「自分の性格に問題があるのではないか」と原因を内側に向けます。その状態のまま判断すると、辞める・辞めないのどちらを選んでも後悔が残ります。まず「同じ理由で辞めた人が10人に1人以上いる」という事実を置いてから、次の切り分けに進んでください。孤立そのものが主な悩みになっている場合は、職場に馴染めない・孤立で辞めたい時の対処法で4タイプ別の診断を扱っています。

「疲れた」の原因を3タイプに切り分ける

ここが競合記事に置かれていない部分です。上位記事はどれも「まず相談する」「異動を願い出る」「考え方を変える」という対処法を横並びに並べます。並べるだけでは、どれが自分に効くのかがわかりません。

効く行動は原因によって変わります。まず3タイプのどれに当たるかを判定してください。

職場の人間関係で消耗している原因を3タイプに切り分けて判断する

タイプA:特定の個人との関係で消耗している

頭に浮かぶ顔が1人か2人に絞れるなら、このタイプです。その人が休んだ日は気持ちが軽くなる、その人がいない場所では普通に働けるという感覚があるかどうかで判定できます。

このタイプは物理的な距離で改善する余地があります。席替え、担当替え、異動といった配置の変更が直接効きます。会社に残る選択肢が現実的に残っているのはこのタイプだけです。

ただし相手の行為が業務上必要な範囲を超えている場合、それは人間関係の問題ではなくハラスメントです。暴言・無視・過大な要求が繰り返されているなら、職場いじめを理由に退職代行を使う方法で証拠の残し方から扱っています。

タイプB:組織の仕組みで消耗している

特定の誰かではなく「この職場全体の空気」と表現したくなるなら、このタイプです。人が辞めても補充されない、評価が上司の主観で決まる、常に誰かが誰かの悪口を言っている——こうした状態は、個人の資質ではなく仕組みが生んでいます。

このタイプに「自分の考え方を変える」は効きません。仕組みが変わらないかぎり、相手が入れ替わっても同じ関係が再生産されるためです。異動しても社内の別部署なら評価制度は同じです。

人員不足が背景にある場合は人手不足を理由に辞められないときの対処法、労務管理そのものが崩れている場合はブラック企業を辞める手順を確認してください。

タイプC:すでに心身が消耗しきっている

原因を考えること自体がしんどい、朝になると体が動かない、休日も仕事のことが頭から離れないという状態なら、このタイプです。この段階では原因の切り分けより先に、負荷を下げることが優先されます

判断力そのものが落ちている状態で転職先を選ぶと、条件面の確認が雑になります。心身のサインを段階別に確認したい場合は仕事がつらい・限界サイン15選にチェックリストを置いています。医療機関にかかる判断材料としては、厚生労働省のこころの耳が症状と受診の目安を公開しています。

タイプ判定の目安効く行動効かない行動
A:特定の個人顔が1〜2人に絞れる席替え・担当替え・異動願い我慢して様子を見る
B:組織の仕組み「職場全体の空気」と言いたくなる社外への相談・退職の準備考え方を変える・社内異動
C:心身の消耗朝に体が動かない・休日も回復しない受診・休職・退職代行原因分析・転職活動の同時進行

辞める前に効く行動と、効かない行動

タイプAとBに共通して有効なのは、社外に記録が残る形で相談することです。社内の相談だけで終わらせると、相談したという事実が本人と上司の記憶にしか残りません。

社外の相談窓口は無料で使えます

厚生労働省は都道府県労働局と労働基準監督署に総合労働相談コーナーを設置しています。いじめ・嫌がらせを含む労働問題全般を無料で相談でき、予約も不要です。労働条件そのものに問題がある場合は労働条件相談ほっとラインが平日夜間と土日も受け付けています。

ここに相談する実益は2つあります。第一に、社内の力関係の外側で状況を言語化できること。第二に、相談した日付が自分の手元に残ることです。後述する離職理由の判断で、この記録が材料になります。

異動願いは「請求権」ではありません

上位記事の多くが異動を対処法として挙げていますが、前提が抜けています。配置転換は会社の人事権に属する判断で、労働者に異動を請求する権利はありません。願い出ることはできても、通るかどうかは会社が決めます。

したがって異動願いは「出したうえで、通らなかった場合の期限を自分で決めておく」使い方になります。期限を決めずに待つと、タイプCへ移行する時間だけが過ぎます。目安として、願い出てから次の人事異動の時期までを上限にしてください。

「考え方を変える」が有効な範囲は狭いです

自分の受け取り方を変えるアプローチは、タイプAのうち相手に明確な加害行為がない場合にだけ機能します。相手が意図的に排除している、あるいは組織の仕組みが原因という場合、受け取り方を変えても発生している事実は変わりません

この助言をそのまま受け入れて消耗を長引かせるケースが多いため、線引きを明示しておきます。あなたが変えられるのは自分の行動と居場所であって、相手の行動ではありません。

辞めると決めた後にやることの順番

辞めると決めたら、伝える前に手を動かす順番があります。順序を間違えると、あとから取り戻せない情報が出ます。

まず記録を確保します

退職を伝えた後は、社内システムへのアクセスが早期に止まることがあります。伝える前に、手元へ移しておくべきものがあります。

  • 直近数か月の勤務時間がわかるもの(勤怠記録・タイムカードの写し)
  • 問題となったやり取りの記録(メール・チャットの保存)
  • 体調に影響が出ている場合は受診記録・診断書
  • 就業規則の退職に関する条項

これらは在職中しか手元に置けません。退職後に会社へ請求しても、応じる義務のない書類が含まれます。

離職理由の扱いは一律ではありません

ここも上位5本が触れていない論点です。人間関係を理由にした退職は自己都合として処理されるのが通常ですが、離職理由の判断は会社が最終決定するものではありません

雇用保険法第23条第2項は、離職を余儀なくされた人を「特定受給資格者」として区別しています。実際にどの区分になるかは、離職票の離職理由欄の記載と、本人がハローワークへ提出する資料をもとに判断されます。だからこそ、前項の記録が意味を持ちます。

区分の違いは、給付制限の有無と所定給付日数に直結します。判定の枠組みは特定理由離職者の範囲と判定基準で条文単位に整理しています。基本手当そのものの仕組みはハローワークの基本手当についてで確認できます。

伝える期限は法律で決まっています

退職の申し入れから契約終了までの期間は、民法が定めています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

民法 第627条第1項

会社の承諾は要件に入っていません。「後任が決まるまで」と言われても、2週間を経過すれば雇用契約は終了します。就業規則に「1か月前まで」と書かれている場合の優先関係は就業規則と民法どちらが優先されるかで扱っています。

伝え方そのものに詰まっている場合は、会社を辞めたいけど言えないときの6つの解決策にパターン別の切り出し方をまとめています。

顔を合わせずに辞めたい場合の選択肢

人間関係が理由の退職には、他の理由にはない特有の壁があります。辞めることを伝える相手が、消耗の原因そのものであるという点です。上司が原因なら、退職の申し出はその上司に対して行うことになります。

この構造がある場合、退職代行は「楽をするための手段」ではなく、連絡の窓口を自分の外側に移す手段として機能します。依頼した日から会社とのやり取りは業者が受け、本人が直接話す必要がなくなります。手続きの全体像は退職代行の流れ6ステップで確認できます。

運営主体で対応範囲が変わります

選ぶときに見る点は1つです。会社と交渉する必要があるかどうかで、選ぶべき運営主体が変わります。

運営主体退職の意思伝達有給消化・退職日の交渉慰謝料・未払い賃金の請求
民間業者できるできないできない
労働組合連携できるできるできない
弁護士できるできるできる

タイプAでハラスメントに近い行為があり、法的な請求まで視野に入るなら弁護士です。有給を消化して辞めたいだけなら労働組合連携で足ります。サービス単位の比較は退職代行おすすめ比較退職代行ランキングに整理しています。

退職代行Jobsは27,000円(税込)で、合同労働組合ユニオンジャパンと連携しているため有給消化や退職日の調整といった交渉ができます。24時間365日、LINE・メール・電話で相談できます。

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ハラスメントの慰謝料請求や未払い賃金の回収まで必要な場合は、弁護士法人ガイア法律事務所(25,300円〜・税込)が対応範囲を広く取れます。残業代等の請求では成功報酬20〜30%が別途かかります。

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よくある質問

Q1. 人間関係を理由に辞めるのは甘えですか?

甘えではありません。厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、前職を辞めた理由に「職場の人間関係が好ましくなかった」を挙げた人が男性9.0%・女性11.7%います。女性では「その他の個人的理由」を除くと労働条件に次いで2番目に多い理由です。毎年10人に1人前後が同じ理由で職場を離れています。

Q2. 人間関係に疲れて辞めたいとき、まず何をすればよいですか?

消耗の原因が特定の個人にあるのか、組織の仕組みにあるのか、すでに心身が限界に近いのかを切り分けてください。原因ごとに有効な行動が違います。特定の個人が原因なら異動や席替えで解決する余地があり、組織の仕組みが原因なら個人の努力では変わりません。

Q3. 異動を願い出れば人間関係の悩みは解決しますか?

相手が特定の個人1人に絞れる場合は解決する可能性があります。ただし異動は会社の人事権に属する判断で、労働者に請求権はありません。評価制度や人員配置そのものが消耗の原因になっている場合、部署を変えても同じ構造が繰り返されます。

Q4. 人間関係が理由の退職は自己都合になりますか?

離職票の離職理由欄の記載と、本人が提出する資料をもとにハローワークが判断します。雇用保険法第23条第2項は、離職を余儀なくされた人を特定受給資格者として区別しています。退職前のやり取りや診断書を残しておくと、判断材料として提出できます。

Q5. 退職を伝えると人間関係がさらに悪化しそうで怖いです。

民法第627条第1項により、期間の定めのない雇用は解約の申入れから2週間で終了します。会社の同意は要件ではありません。顔を合わせずに手続きを終えたい場合は、退職代行を使うと会社との連絡窓口を業者に一本化できます。

Q6. 退職代行を使うと引き止められずに辞められますか?

会社からの引き止めの連絡は、業者が窓口となって受けます。ただし労働組合と連携していない民間業者は交渉ができないため、有給消化や退職日の調整が必要な場合は労働組合連携の業者か弁護士を選んでください。

今週のうちに決める3つのこと

判断を先延ばしにするほど、タイプAやBだった状態はタイプCへ移行します。今週中に3つだけ決めてください。

第一に、自分がA・B・Cのどれかを書き出すこと。頭に浮かぶ顔の数を数えるだけで判定できます。第二に、社外の相談窓口に1回連絡する日付を決めること。総合労働相談コーナーは予約不要で無料です。第三に、会社に残る場合の期限を決めること。異動願いを出すなら、いつまでに動きがなければ辞めるのかを先に決めておきます。

タイプCに当てはまっていて、上司に退職を伝えること自体が負荷になっているなら、その連絡だけを外に出す方法があります。退職代行を使えば依頼した日から会社と直接話す必要がなくなり、有給消化や退職日の調整は労働組合連携の業者が代わって進めます。

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本記事の参照元(公的情報)

※本記事は2026年8月31日時点の公表資料・法令に基づきます。統計値は厚生労働省「令和6年雇用動向調査」表5の公表数値を編集部が集計表から取得したものです。